自然とゆるってく村人

昆虫やハ虫類、両生類、哺乳類などの生き物の生態や日々の自然観察について投稿していきます。

淡水で見られるカニたち

海で人気のカニたち。

実は淡水の川で見ることも出来ます。

今回はそんなカニたちをご紹介します。

 

1河口や汽水域で見られるカニたち

アカテガニ

名前の通りハサミが赤いことが特徴です。

また背中に笑っているような赤いラインがあります。

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海岸や海が近い川の付近で見ることが出来ます。

時には海付近の森林などの高いところで見られることもあり、比較的乾燥に強い種類です。

 

水があまりなくてもわずかな水を循環させ生きていけますがこれを繰り返してしまうと

泡をふいてしまいます。

カニではありますが水に長時間浸かっていると溺れ死んでしまうこともあります。

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食性は雑食で生き物の死骸や植物、生ゴミ、昆虫や小魚まで食します。

基本的に夜行性で昼は巣穴や物陰に身を潜めます。

しかし昼でも移動している姿を見かけることも出来ますよ。

冬は巣穴で冬眠も行います。

淡水で見ることも出来ますが産卵は海で行うため海も必要不可欠です。


・ベンケイガニ・クロベンケイガニ

複眼の下に2つの鋸歯があることが特徴です。

ベンケイガニはハサミは赤ですが、体色は褐色が多いです。

クロベンケイガニはハサミも含めて全体的に黒っぽい体色をしています。

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どちらも河口などのヨシ原でよく見られます。

陸上生活を主に行っていますが水辺が近くにある場所に定住しています。

外敵などが来るとすぐに水の中へ逃げ込みます。

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食性は雑食で、死骸から生ゴミまで幅広く食します。

こちらもアカテガニ同様海で産卵を行い、小さな蟹になると淡水へ遡ってきます。

夜行性が強く、昼は巣穴付近にいることが多いです。

 

2 川の中流でも見かけることのあるカニ


モクズガニ

ハサミに毛が生えていることが特徴です。甲羅も立体的と言うよりかは、平べったく丸いイメージです。

淡水では大型種です。

こちらも食性は雑食です。

川の中流や川付近の水路や田んぼでも見かけることがあり、水中にいることが多いカニです。

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夜行性で昼は石の下や岩陰などの物陰に隠れていることが多いです。

繁殖の際には海へ行くため、モクズガニ海が必要となります。

繁殖を行うために海へいったモクズガニたちは繁殖期が終わると死んでしまいます。

 

3 川の上流で見られるカニ

・サワガニ

サワガニは言わずと知れた人気の日本固有種です。

他のカニたちと違い一生を淡水で過ごします。

小型のカニで、赤っぽいものから青っぽいもの、黒っぽいものまで体色は多様です。

生息環境により体色が変わるとも言われています。

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川の上流から中流、湧き水のある水辺、水路など幅広く生息します。

名前の通り比較的綺麗な水辺に生息するので指標生物にもなっています。

 

指標生物はこちらから

akatsuka117.hatenablog.com


夜行性で昼は岩陰や石の下などに潜みます。雨の日では日中でも比較的活発に行動する姿が見られます。

時には水辺から少し離れたところに移動していることもあります。

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冬になると岩陰などで冬眠も行います。

食性は雑食で、ミミズや昆虫から植物、藻、死骸まで幅広く食します。

サワガニは鳥類や哺乳類でも好む生き物が多いため、餌としても生態系をしっかりと支えています

 

 

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・最後に

カニといったら海のイメージが強いですが川でも観察することが出来ます。

飼育下としても人気です。

是非川に行った際は石の下などを見てカニ探しも楽しんでみてください!