自然とゆるってく村人

昆虫やハ虫類、両生類、哺乳類などの生き物の生態や日々の自然観察について投稿していきます。

身近な両生類 カエル③

①、②はこちらからどうぞ

akatsuka117.hatenablog.com

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今回はアカガエルの仲間をご紹介します。


●アカガエルの仲間

ニホンアカガエル

小型から中型で、赤褐色をしたカエルです。

鼻先から背中までの筋が真っ直ぐ伸びていることが特徴です。

ここで他の種と判別出来ます

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自然の多い平地に多く、草むらや森林、田んぼなどに生息しています。

1月あたりにも産卵を行う種類です。

産卵は田んぼや山地の水たまりなどで行います。

近年開発や生息地減少により数を減らしているカエルの一種です。

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ヤマアカガエル

小型から中型で赤っぽいものや褐色の体色をしています。

アカガエルとよく似ていますがヤマアカガエル鼻先からの筋が鼓膜あたりで一度外へ

曲がっていることで判別を行えます。

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山間地に多く、小川や池付近の森林に生息しています。

池や湿地などの水中に産卵を行います。

近年では地区によってレッドリストに登録している場合もあります。

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・タゴガエル

小型から中型で赤褐色や褐色をしています。

鼻先からの筋は鼓膜の上で外に曲がるためヤマアカガエルに似ていますが、筋はあまり目立たなく喉の下にマダラ模様があるためそこで判別します。

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山間部の渓流や水辺に生息しています。

渓流付近の水たまりや流れが緩やかな場所に産卵を行います。

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・ツチガエル

小型から中型のカエルで灰色や黒のマダラ模様の体色をしています。

見た目はヌマガエルとよく似ていますがイボがたくさんあること、お腹もマダラ模様なことで判別が出来ます。

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田んぼや渓流、川付近など水辺の近くに生息しています。

人里近い水辺でも見かけることできます。

田んぼや川の水たまりなどの水中に産卵を行います。

近年は見かける機会が減ったように感じるカエルの一種です。

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・トノサマガエル

小型から中型で、褐色から緑色の体色をしています。

背中の中央に線が入ることが多く、黒い斑紋の模様も繋がっていることが多いです。

ここで似た種と判別を行います。

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後ろ足が長くジャンプが得意です。

関東周辺以外の池や田んぼなどに生息しています。

そのため関東では見かけません。

逃げ足もとても早く、縄張り意識がとても高いカエルです。

田んぼや池の水中に産卵を行います。

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時には鳴き声を出さずに他の雄の縄張りに身を潜めて、メスを横取りすることもあります。
これをスニーカーと呼ばれています。

魚などに多い行動ですよね。

年々姿を消しているカエルで、レッドリストにも登録されています。


ダルマガエル

小型から中型で、緑色や褐色をしています。

背中に線が入ることが多いですが、黒い斑紋模様はつながらないことが多いです。

この点で似た種のトノサマガエルと判別を行います。

後ろ足もトノサマガエルほど長くありません。

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西日本ではゴヤダルマガエル

東日本ではトウキョウダルマガエル

と言ったイメージで分けられています。

田んぼや池に生息していて、産卵もその水中に行います

ダルマガエル縄張り意識がとても高いカエルです。

ダルマガエル地区によりレッドリストに登録されていて見る機会が減っているカエルです。


ウシガエル

大型のカエルで緑色や褐色をしています。

お腹は白く、足の水かきがとても発達していて泳ぎが得意です。

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田んぼや川、池、湿地など幅広く生息しています。

夜行性で夜になると活発に行動を行います。

外敵から逃げるのが得意で、見かけても近づくとすぐに跳んで逃げたり、水中に潜り込んだりとなかなか捕まえることが難しいカエルです。

名前にもウシとついているように大きな声でブォーブオーと鳴きます

たくさんの個体がいると少し離れている場所でも聞こえてくるほどの鳴き声の大きさです。

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捕食力も高く、昆虫、魚、爬虫類、両生類、甲殻類、鳥、ネズミなど口に入るものはなんでも食べる傾向にあります。

共食いも行います。

産卵は生息地の流れの緩やかな水中で行います。

よく知られるようにウシガエル外来種です。

アメリカから来たカエルで幅広く生息できる点と口に入るものはなんでも捕食する点からも日本の生態系に莫大な影響を与えています。

アメリカザリガニもこのウシガエルの餌として持ち込まれました。

食用として持ち込まれたウシガエルですが必要がなくなると近くに逃されてしまいここまで増えてしまったと言われています。

人間自らの手で生態系を破壊してしまったのですよね。

世界的に危惧されていて、各地の生態系を脅かすウシガエルですが色々な背景を考えるとウシガエルだけを責めることはなかなか出来ませんよね。

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●最後に

たくさんのカエルたちをご紹介しましたが、身近なカエルと言っても減っていてしまっているカエルが多いですよね。

開発や生息地の減少、外来種ウシガエルとの競合でいずれ今まで観察できていたカエルも見かけなくなってしまうのでしょうか。

守っていきたいものです。

山や自然の多い場所の水辺では色々なカエルが見られるのでカエル探しに出かけてみてください!